ベストテン・クラシックス〜1988年4月

 早いもので4月も終盤です。
 今日は今から25年前(四半世紀前!)のチャートです。バブル前夜のこの時代、アイドル黄金時代も終わり、音楽フォーマットもレコードからCDにひと通り移行が済んだ頃で、チャート上にも何かそんな端境期特有の“落ち着かなさ”があるような気がします。
 個人的には私がちょうど就職したのがこの年の4月でありまして、不安に苛まれながらも、ただ駆け足で過ぎていく毎日についていくのがやっとの頃でした。ですから思い出深い曲もあるのですけど、とてもチャートどころではなかったせいか、ほとんど覚えていない曲もあって“まだら呆け”(苦笑)の印象です。
 
 では参りましょう。第10位。11位からトップテンに返り咲き。中山美穂「You're My Only SHININ'STAR」です。もとは86年発表のアルバムの一曲だったこの曲、ファンのリクエストでシングルカット、見事に1位を獲得し、ロングヒットとなりました。デビュー3年目のミポリン、この曲あたりから一皮向けた感じでメガヒット快進撃が始まります。

 
 第9位!先週と変わらず「BEYOND THE TIME」TM NETWORKです。前年「GET WILD」でブレイクした彼ら、この作品で4曲連続、この後も90年代前半まで連続トップテンヒットを続けることになります。

 
 続いて第8位は、「You Were Mine」、久保田利伸さんです。前年リリースの「CRY ON YOUR SMILE」からの連続トップテンヒットでした。1988年は久保田さんブレイクの年。9月発売のアルバム『Such A Funky Thang!』は90万枚以上の売上げを記録。ワタシも当時聴きまくりましたわ!
  
 第7位!先週5位よりランクダウン、長渕剛さん「乾杯」です。1988年は長渕剛さんの当たり年でもありました。この曲をはじめ、秋には例の(ピ・ピ・ピ!)「とんぼ」がミリオンを達成します。この曲は70年代のアルバム曲のリメイク。当時、結婚式でやたら歌われましたね。(ワタシも何度か・・・ポリポリ。)
(以上8、7位は残念ながら動画はありません。あしからず。)
 
 続いて第6位に参ります。先週の2位から陥落、少年隊「ふたり」です。デビュー3年目、ややファンの熱狂にも息切れが見え始めてきた頃で、最高位は2位どまりでした。ごめんなさい、覚えてなかったわこの曲。飛鳥の曲なのね、いい曲です。

 
 続いてトップ5突入。第5位桑田佳祐さんのソロ第二弾「いつか何処かで」。ワンランクダウン。CMソングとして息の長いヒットとなり、26万枚を売り上げています。俺の大好きな曲。ライブでどうぞ。

 
 第4位!男らしく変身したマッチ。近藤真彦の「Made in Japan」。こちらも先週よりワンランクダウンです。こちらは松本隆さん、筒美京平さんの名コンビによる後期マッチを代表する名曲だと私は思ってます。過去ログをご覧ください。

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ここで恒例のベストテン圏外11位〜20位を紹介します。
11位 AMBITIOUS(ハウンド・ドッグ
12位 ONE NIGHT GIGOLOチェッカーズ
13位 GOOD MORNING-CALL(小泉今日子
14位 抱いてくれたらいいのに(工藤静香
15位 転校生(藤谷美紀
16位 憂き世川(瀬川瑛子
17位 吐息でネット(南野陽子
18位 祝い酒(坂本冬美
19位 それは…黄昏(五木ひろし
20位 Precious friend(中村あゆみ
う〜ん、80年代と90年代が混在している感じですね。面白い。
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 さていよいよトップ3!第3位C-C-B恋文」、初登場です。メンバーの渡辺英樹くん作曲。こちらもデビュー3年目でやや人気に陰りが出てきた頃、アイドル路線か?はたまたロックバンド路線か?の狭間で、メンバーの苦悩が垣間見えるような気がします。

 
 第2位!先週1位を明け渡した光GENJIパラダイス銀河」。彼らのサード・シングルで、この年の年間チャートトップとなる大ヒット(89万枚)でした。作詞・作曲はチャゲアス飛鳥涼。ジャニーズもこの時期、マッチ・少年隊からこちらへ世代交代していたのですね。

 
さて、いよいよ第1位!80年代アイドルの代表・松田聖子さんの80年代末期のNO1ヒット。「Marrakech〜マラケッシュ」でした。ご存知D・フォスタープロデュースのアルバム『Citron』からの先行シングル。ケバイっすね。この聖子たん。

 
 今回もお決まりのように聖子さんが1位のチャート。ま、いいでしょ?聖子ファンのブログですから(笑)