今宵は「歌謡ロック」!

こんばんは。すっかり寒くなりましたね。身体も心もどこか薄ら寒いこんな夜は、"ロック"を聴いて、悴(かじか)んだ心に、熱い炎を燃やしてみませんか。
いいえ、私が欲しているのは、ただのロックンロールではありません。
こんな夜に欲しいのは歌謡ロック!これよ。
いまどきの、奇をてらって「歌謡ロック」を自称する輩は不要。お呼びじゃない。
プロの作家やスタッフと、歌手との、個性のぶつかり合い・せめぎ合いの中から産み出された、「歪み」感、それこそがモノホンのロック。それが"歌謡ロック"だと思うのだ。
それでは、参りましょう。今回は、女性アーティスト限定よ!
あったりまえじゃない!!
 

 
まずは、林檎ちゃん。「罪と罰」。彼女は自作自演系ですけどね。彼女に限っては、特別枠(笑)。このジャンルに最も相応しい人。それは間違いないです。女性ソロで、かつ自作自演でこれだけの骨太なロックをやって商業的成功に結びつけられた、それだけで別次元。

 
続いては、アッコ兄貴。「古い日記」、そして隠れた名曲「見えない世界」。ドスの利いたシャウトも、"ハッ!!"という掛け声も、すべてが骨太なロックの世界。アッコこそが歌謡ロックの先駆者に間違いないでしょう。


 
静香姐さんのしゃくり上げロケンローも、テンションアゲアゲでたまりません。「Blue Velvet」

 
80年代の歌謡ロック代表と言えば、アンちゃん。50代超の(いまだ)イケイケお姐さんのカラオケ定番曲でもあります。アン・ルイス「六本木心中」。

 
元々はアンさんの持ち歌だったのがこれ。80年代アイドルではロック路線で最も成功したバイリンギャル、優たんね。「Tonight」。

 
80年代アイドル&歌謡ロックと言えば、この人を置いてほかにいませんね。アキナ。「十戒」「DESIRE」。2曲をどうぞ。


 
明菜もカバーしたこの曲は、演歌のフィールドにありながらむしろ、最もロックに近いところに位置づけられるのかも知れません。「夜桜お七」。最早、プログレ?みたいな(笑)

 
今回の記事のトリはやっぱりこの人。「歌謡ロック」の最も完璧な体現者、と言えるかもね。山口百恵さん「ロックンロール・ウィドウ」。言うことなし、ですね。