洋楽リバイバル〜80年代テイストのアイドルたち

 洋楽。若いころにはよく聴いたのですけど、歳を重ねるうちにいつの間にか聴かなくなりました。そしていつの間に「懐メロ」と化した70年代〜90年代の音楽を繰り返し聴くばかりのワタシになっていました。おそらく歳とともに、言葉が解らない、サウンドに馴染みが無い、そうした音楽に敢えて挑戦してみようというパワーが無くなって来たのですね。
 一方でずっと聴いてきた安室ちゃんや林檎さんなんかはどんどん進化して、私の中では彼女たちの音楽はもう洋楽的な聴き方になってきていて、もうこの辺を聴いていれば敢えてアチラのアーティストのCDに手を出さなくても充分になってきた、ということもあるのです。
 でもそんな私に変化が起きています。それは、どうやらいま洋楽界に起きている(らしい)「80年代リバイバル」のせい。そう、私がまだビルボードヒットチャートを追いかけて、マドンナやマイケルやホイットニーを一生懸命聴いていたころのサウンドが、戻ってきている気がするのです。
 それに気付くきっかけになったCDがこれです。グラミー賞ノミネート曲を集めたコンピ。

2015 Grammy Nominees

2015 Grammy Nominees

 実は朝のワイドショーなんかでも良くかかっていた、サム・スミスくんの「Stay With Me」がお目当てで、でも1枚全部サム・スミスは辛いな(笑)なんて思ってCDを探していたらこれがヒットしまして。そうして聴いてみたら、どの曲もあまりにキャッチーでわかりやすくて、ビックリしてしまって。まさに目からウロコ、でした。その代表格がこの曲。

 最近、CMソングとしてバンバン流れているからご存知の人も多いはず。テイラー・スウィフトちゃん「Shake It Off」。このサビのキャッチーさ、一緒に歌わずにおれません(笑)。もろ80年代のテイストですよね。
 そして、同じCDに収録されているこの曲も、R&B系なのに全く違和感なく聴こえて「何故なのかしら?」と思ったら、ビックリするほど安室ちゃんとテイストが同じなんですね。アリアナ・グランデちゃん「Problem」です。

 アリアナちゃん、とにかく可愛くて、安室ちゃんよりアイドルチックな印象ですね。80年代してます。
 もう1曲、このCDには収録されていませんが、サビのフレーズからしてポップ過ぎて耳から離れないのがこれです。こちらもCMソングとして使われていますね。

 カナダのアーティスト、カーリー・レイ・ジェプセンさんの「I Really Like You」。アメリカではシングルカットされていないアルバム収録曲ですが、このキャッチーさは、まさに80年代アイドルのテイストですよね。久々に見たトム・ハンクスさんの見事に変わり果てたオジサンっぷりに、ついつい自分を重ね合わせて見てしまうワタシ・・・。ポップなはじけるサウンドに「口パク」するオジサン、というのも自分と妙なシンクロ感があって(笑)ステキです。
(ついでにこちらもどうぞ。あのローラとの共演バージョン。 → https://youtu.be/WOpKTxgSSIs
 そんなわけで久々にキャッチーな洋楽を聴いて、歌詞がよく分からないぶん、サウンドの明るさだけで元気をもらっている私なのです。気分は、80年代。