ベストテン・クラシックス〜1985年10月

 今回は30年前、1985年のチャートです。当時、ワタシは大学2年生でした・・・。大学生活があれこれ忙しくて(聖子さんも結婚休業に入って)、少しずつ歌謡曲から離れつつあったころなのですが、いや、やっぱり振り返るとちゃんと覚えてる!というのが当時の歌謡曲のスゴイところで。でももう、あれから30年なのね・・・(遠い目)。
 
 早速第10位。先週5位の初登場から、5つランクを下げて土俵際の10位は、河合奈保子さん。22枚目のシングル「ラヴェンダー・リップス」です。林哲司さんの伸びやかなメロディが奈保子ちゃんにピッタリな佳曲。でもちょっと地味だったかしらね。小ヒットに終わりました。

 
 続く第9位はデビュー2年目の吉川晃司さん「RAIN-DANCEがきこえる」。先週7位から2ランクダウン。なんだか発音がRockし始めてますね。(RAIN-DANCEが)「ききょ〜いぇりゅ〜!」って(苦笑)。

 
 第8位中山美穂さんの2ndシングル「生意気」が先週より2ランクアップ。アイドル然とした歌唱とダンス、でもお顔はすでに貫録ある「女優顔」。このアンバランスさが初期ミポリンの魅力、だったのかしら?

 
 続いて第7位。ジワジワと侵食が始まってます(苦笑)、おニャン子一派の登場「うしろゆびさされ組」です。先週より2ランクアップ。この後最高位5位を記録、アニメ主題歌として(おニャン子には珍しく 苦笑)ロングヒットしました。

 
 第6位は当時人気のピークだったチェッカーズの12インチ両A面シングル「ハート・オブ・レインボー/ブルー・パシフィック」です。地味ながらイイ曲。初登場1位から3位→4位ときて4週目で6位。12インチながら30万枚の売上は当時のチェッカーズ人気ならでは。

 
 続いて第5位!ユッコこと岡田有希子さんです。先週6位の初登場からさらに1ランクアップ、「Love Fair」。かしぶち哲郎さん作曲の独特な浮遊感のあるメロディーがクセになる名曲。自然な歌声と、どこかぎこちないダンスとのギャップが、彼女のマジメさを痛いくらいに伝えてくれます。。。

 
 続いて第4位に参ります。2週連続の第1位から3ランクダウン、菊池桃子さん「もう逢えないかもしれない」です。モモコ教授(笑)の6枚目のシングルは、今聴くとアイドル離れしたシティ・ポップスで、気のせいかすでに貫録さえ感じますわ。

 
 トップ3の前に、圏外11位〜20位のご紹介。
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11位 雨の西麻布(とんねるず
12位 メロディ(サザンオールスターズ
13位 Temptation(本田美奈子
14位 KILL(シブがき隊)
15位 恋愛症候群(さだまさし
16位 ラッキー・チャンスをもう一度(C-C-B
17位 さよならと言われて(松本典子
18位 六本木心中(アン・ルイス
19位 love,かくし色(森山達也
20位 孤独の肖像(中島みゆき
 とんねるずに、六本木心中・・・この後の「濃い時代」を予感させる曲が顔を見せる一方、ユーミン作で名曲の誉れ高い、松本典子さんの3rdシングルが17位に食い込んでいるのが新鮮ね!
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 いよいよトップ3の発表。第3位安全地帯「碧い瞳のエリス」です。先週の最高位2位から1ランクダウン。しかしこの後、3位前後をしぶとくキープ続けるロングヒットに。たしか「エリス」って、生理用品でしたよね・・・。当時、CMで流れる玉置さんの暑苦しい歌声が妙に“生理用品”をナマナマしく変えて見せてくれていたような気もします。よく覚えてませんが(笑)

 
 第2位小林明子さんの「恋におちて」です。そう、金妻主題歌として大ヒットしました。作詞は湯川れい子さんで、洋楽的なメロディーに、英語詞が凄く新鮮でしたね。俺も大好きでした。この曲、翌週1位になるのだけど、その後3回も1位から落ちてはまた1位に返り咲くという、すごい記録を打ち立てるのよね。

 
 さていよいよ第1位!初登場!中森明菜さん「SOLITUDE」です。春はハードな曲、秋はシブイ路線で攻める明菜。中でもこの曲はシブさ極まれり、でしたね。そのせいか最高位1位ながら売上は33万枚と、全盛期の彼女にしてはやや伸び悩み。でも今聴くと結構クルのよね、これが。そこがアキナ。
↓ごめんなさいね、当時の映像が無かったのよね。でもこのバージョン、かなりイイです。

 
 振り返れば80年代アイドル大活躍、という感じで、いかにもこのブログらしいチャートでしたね。楽しんでいただけたかしら。