笑い唄

 中森明菜さん、いよいよ年末にニュー・アルバム発売とのこと。(「楽しみ〜」と言うより「よかったあ〜」と胸をなで下ろす感じなのは何故。。)
 それで大好きなアルバム『D404ME』D404MEを聴き直していて、あ、カッコイイ!と思った部分があったのね。それは「マグネティック・ラブ」という曲をクールに歌い終るところで、なぜか「ハハ・・」と乾いた笑いを入れるところなの。レコーディング中に何か面白いことがあって思わず吹き出しちゃった、というハプニング的な感じじゃなくて、あくまでクールに「ハハ、決まったワ」と言う印象の高笑い。その不遜な印象が逆に何ともクールでね。あいにく実際の音で紹介できなくて申し訳ないのだけど。
 というわけで、今回は歌の中に笑い声の入っている曲を集めてみました。同時多発テロとその後の各国の不穏な動きを見ていると、憎しみの応酬が続くばかりで、多民族同士が同じ「地球人」として理解し共感し合うのは本当に難しいことだな〜と思えて悲しくなってしまうのだけど、歌の中ぐらいは敢えて、笑っちゃいましょうか。
 バカっぽい笑い声ではこの曲を置いてほかに思いつきません。「ブギ浮ぎI Love You」。トシちゃんです。

 
 続いては、アキナとくれば、百恵さん。百恵さんの場合、女優ですからね。やっぱり笑い声さえ歌の主人公になり切るうえで必然よ!という印象で、「巧さ」が光ります。アルバム『花ざかり花ざかり収録の「言わぬが花」(こちらから→https://www.youtube.com/watch?v=PVxcT3UGcVg)。笑い声は3コーラス目に出てきています。冒頭から今にも笑い出しそうな感じの歌唱で、無邪気で可愛らしい百恵さんも新鮮です。
 
 荻野目ちゃんがアチラの大物プロデューサーのもとで作った名作アルバム『VERGE OF LOVE』。VERGE OF LOVE (英語バージョン) [+2]ちょっと背伸びして頑張る荻野目ちゃんのマジメさがキラキラ光る名盤なのだけど、この中では結構笑い声も入っていて、ちょっと頑張り過ぎるオギノメちゃんを現地スタッフが一生懸命リラックスさせようとしている、何とも温かい雰囲気が伝わってくるのよね。曲は「Something about you」。間奏で「一生懸命に笑う(というか、笑おうとしている)」オギノメちゃんが出てきます。

 
 これはテーマとはちょっと外れちゃうかしら。ピンク・レディーモンスター」。このモンスターの笑い声(レコード版)は作曲の都倉さんらしい。

同系統では、マイケルの「ThrillerTHRILLERの最後にも、モンスターの高笑いがありますね。
 
 マイケル当人もイントロあたりで何だか「フニャラフニャラ・・・」とささやきながら笑い声も入れたりしている曲が結構あるような。。エディ・マーフィーまで出てきて本当に贅沢なこのMV、なかなか歌が始まりませんけど(苦笑)イントロではムニャムニャとしゃべりながら確かにマイケル、笑ってます。「Remember The Time」。

いやあ、輪舞ダンスもスゴイし、本当に豪華なMVですわね。
 
 不敵な笑いといえば、マドンナでキマリ。アキナ「マグネティック・ラブ」はもしかするとこの路線を狙っていたのね。『Like A Virgin』より「Angel」。 

 海外の曲には笑い声が入っている曲がイッパイあって。以前の記事で紹介したテイラー・スウィフトちゃんのヒット曲「Shake It Off」も、Aメロで「ウフフ」みたいな可愛い笑い声が入っていて、これは本当に「音楽って楽しい!」の気持ちが表れている感じがチャーミングよね。観ていて本当に楽しい“Disney Style”でどうぞ。

 
 笑い唄のスタンダードといえばこの曲なのだそう。ジャックコリエ楽団の「チンチンルンバ」です。そう言えば、昔、ラジオで聴きましたわ。

本当に楽しくなってきちゃった。
 
 ちなみに、聖子さんでは「バラ色の扉」の冒頭(神田父ちゃんとのイチャイチャ・トークPrecious Moment、「Kiss Me PleaseWe Are Loveの間奏(ジェフだったかアランだったか、インチキ外国人とのイチャイチャ・トーク)で、それぞれ笑い声が聴こえてきますが、どちらも「封印!」ということで(苦笑)。ファンの皆様、CDでご確認くださいませ。