チャート随想録

今年のミュージック・シーンは・・・?(笑)

1年最後のエントリーとなれば「今年1年のミュージック・シーンを振り返って」みたいな内容で締めくくりたいのだけども(一応音楽系ブログですから、ねっ!)、ご覧の通り、ワタクシの中で音楽シーンは80年代で終わっていますもので、あれ?今年って何が…

「コンプリート」の誘惑

先日の「岩崎良美」の回で、トップにリンクさせたCDは「「岩崎良美」SINGLESコンプリート」というタイトルの2007年発売のベスト盤だったのだけど、最近になってやっと、こうした完全版のベストものが出るようになってきたのは喜ばしい反面、ちょっと複雑…

ジェンダー視点で見た2大プロダクションの明暗、なんて大袈裟なハナシ

「モー娘」の新曲「リゾナント・ブルー」のPVを観て、これ結構いいじゃん!と久しぶりに思えたの。俺、正直言うとかつてはかなり娘たちに入れ込んでいた時期があったのだけど、ここ数年はすっかり興味を失っていたのだ(世間一般の注目度も同じようなもの…

世は歌につれ

俺の自慢は、ヒット曲を聴いてその曲がヒットした年が大体わかることだ。好きな太田裕美さんや聖子ちゃんのヒット曲はもちろん、90年代のザードやビーズやドリなんかのメガヒットも、●年にヒットしたかをほとんどの場合答えられる自信がある。とてもくっだ…

カバー・アルバムは好き?嫌い?

松田聖子のニューアルバムは洋楽カバー・アルバムの第2弾だそうだ。15年前にリリースされた第一弾「Eternal」は、聖子の声が絶好調だった上に、GOODな選曲と絶妙な訳詞で素晴らしい出来だったので、今回も期待したいところだ。 ここのところ、ちょっとし…

現代Jポップ教の「踏み絵」〜コーダクミ

エロカッコいい、という、わけわかんないコンセプト。誰が言いだしっぺ?俺にとって、エロカッコいい、といえば、ヒデキ?ジュリー?キャー、ふるい。さぶっ。あ、いたいた!昔のジョージ・マイケル。「クラブ・トロピカーナ」の頃ね。エロくて、カッコよか…

不思議な存在〜あなたはだーれ?

今、俺にとって不思議な存在、それは「島谷ひとみ」。 何が不思議なのか?それはその実体の無さ。音楽ジャンル、ファン層、そして本人のキャラ、どれをとっても、どうしてもその核心がつかめないのだ。 確かにオフィシャルホームページを覗けば、がっちり固…

アムロちゃんに見る、正しい復活劇

安室奈美恵が元気である。近作シングルが2作連続でチャート2位を記録したほか、ニューアルバム「Queen of hip-pop」も好調なすべり出しを見せた。アムロちゃんといえば、コムロ作品での大ブレイク後、ここ数年はもう一つパッとしない印象があったけど、ま…

不思議なヒットソングその2

今日の通勤BGMはアムロのベストCD1&2のスペシャルエディションMD。今日みたいに疲れた朝には90年代アイドル。 さてマイ・フェイバリットソングオブ・ナミエは「Don't wanna cry」。シェイクするリズムにゴスペルテイストのメロディーが乗って、…

不思議なヒットソング

大ヒットもしたし、とっても好きな歌なんだけど、改めて聴いてみると変な曲、てのがある。「聴いてみるとヘン」なのか、「歌ってみるとヘン」というか、そもそも自分じゃマトモに歌えない曲、というべきか。最近の大ヒットでは「大きな古時計」。「お〜お〜…

孤高の番組「コーセー歌謡ベストテン」

1977年の或る土曜日、授業が終わると、一緒に帰ろう、という友達の誘いも断ってひとり家路に急ぐ美少年。「美少年」は余計として、俺はいつもそんな感じだった。FM東京「コーセー歌謡ベストテン」を聴くためである。この番組、現在も確かジャパン・カウン…

なぜチャートはつまらなくなったのか

ヒットチャートに面白味が無くなって久しい。まあ、自分の年齢から考えて今だにチャートを追っていたら、それも変だろうが。ヒットチャートのシステムが崩壊し始めたのは、「おにゃん子」ブームの頃からだと俺は見ている。「夕焼けニャンニャン」を見ていな…

あの頃、ベストテン番組は玩具(おもちゃ)だった(?)

チャート番組が好きだった。俺が小学生から中学生を過ごした70年代後半、週末のラジオはベストテン番組花盛りだったから、それを書き留め、自分独自のチャートを集計するというのがあの頃の楽しみだった。(なんて暗い子供だったんだろ。)参考データは以…