アルバム探訪(太田裕美)
(まずは独り言。おそろしーことに、もう30年以上前なのね。このアルバム。そのころ俺、まだ小4(笑)。) 1975年2月発売の記念すべきデビュー・アルバム。アルバムジャケットにあるような「深窓の令嬢」的なキャラクターイメージは守りつつも、曲調…
84年6月発売、18枚目のアルバム。 16th『Far East』後半の東京サイド、17th『I Do,You Do』に続いてのテクノ・ポップ路線第三弾だが、アバンギャルドながらも極上のポップアルバムだった前作『I Do,You Do』から、よりニューウェーブやパンクの…
75年12月発売の3rdアルバム。アルバムチャート最高位は5位。代表曲「木綿のハンカチーフ」収録ということで、彼女のアルバムではセールス的に最も成功した作品。裕美さん本人もお気に入りだそう。 デビューから鉄壁のスクラムを組んでいた筒美京平・…
この「アルバム探訪」なるジコマンシリーズを書くきっかけは、太田裕美さんがニューアルバムを発表するという情報が入ったのが始まりだったのだけど・・・その新作のタイトルは『始まりは“まごころ”だった』。なんて、ウソのようなホントの話。リリースが今…
79年12月発売。前作『Feelin' Summer』が松本・筒美の手を離れて初めて取り組んだ夏のアルバムということで、その目指すところが77年夏の名盤『こけてぃっしゅ』であったことは、その洋楽志向のサウンドや夏の一日をイメージしたコンセプトを見れば、…
79年6月発売の10thアルバム。 松本隆・筒美京平・萩田光雄という黄金トリオの手を離れてからの最初のアルバム。ぽっかりとあいた大きな穴、それが彼女にとっていかに大きかったかをまだこのアルバムでは気が付いていないのだろうか、高いハードルをクリ…
78年2月発売の7thアルバム。LPレコードのA面5曲が吉田拓郎作曲、B面6曲が太田裕美本人の作詞作曲ということでこのタイトルとなった。オリコンアルバムチャート最高位は3位。 俺としては、あまり聴かない作品だったりする(笑)。決してキライでは…
1975年6月発売の太田裕美セカンド・アルバム。4月にシングル「たんぽぽ」を発表し、そのセカンド・シングルを中心に構成されたのがこのアルバムである。デビュー間もない歌手としては異例のハイペースでのアルバムリリース。太田裕美は、アイドル系ア…
1976年6月発売の4thアルバム。オリコン最高位3位の大ヒット作。「赤いハイヒール」リリース直後であり、裕美さんが最も旬なアーティストとして注目されていた頃の瑞々しい魅力に溢れた傑作だ。 このアルバムにおける太田裕美の声にはまだ少し幼さが…
81年12月発売。翌年の半年にわたる休養・渡米前にリリースされた、前期太田裕美の総括的アルバム。タイトル曲は過去のアルバムに収録されていた人気曲で、81年8月にシングルにリメイクして発表されたもの。この81年後半のリリースは「君と歩いた青…
81年8月発売の14枚目のアルバム。この年の裕美さんは、3月にシングル「恋のハーフムーン」を発売したきり目立った動きがなく、このアルバム発売までに間隔が空いたことからタイトルがこうなったらしい。タイトルエピソードが象徴するがごとく、この作…
裕美系サイトは勿論、筒美系や歌謡曲系サイトなどでも名盤として紹介されることが多いこの作品、何を書いても「いまさら」感は拭えないし、もはやリスナーとして冷静な判断が出来ないほど耳に馴染んでしまっているので、非常に迷うところなのだが、頑張って…
80年12月発売。タイトルは当時スマッシュヒットとなった「さらばシベリア鉄道」の歌詞からとられたもの。なぜかアルバムチャートにはランクインしなかった。年末発売のためチャート集計が1週休みだった為とも考えられるが、前作『思い出を置く君を置く…
今回は、80年6月発売『思い出を置く君を置く』。詩人サトウハチローの詩にすぎやまこういちが曲をつけ、弦楽オーケストラをバックに従えてクラシカルな雰囲気で統一された企画アルバム。同年のレコード大賞・企画賞を獲得。オリコン最高44位。サトウハ…
78年12月発売。このアルバムはちょっと評価が難しい。俺が初めて買った裕美さんのオリジナルアルバムが、この『海が泣いている』だからだ。つまり、俺の中での太田裕美のアルバムの出発点はこの作品なのである。当時中学生だった俺は、彼女の過去の作品…
過去ログ。 『I do,You do』 http://d.hatena.ne.jp/hiroc-fontana/20060108 『12ページの詩集』 http://d.hatena.ne.jp/hiroc-fontana/20050322
なんと太田裕美さんがニューアルバムの制作中という吉報が入った! さて、それを記念して(笑)これからしばらくの間、俺のマイフェイバリットアーティストである太田裕美さんのアルバムについて書いて行こうかな、と思っている。 そんなわけで最初の今回は…