2007-01-01から1年間の記事一覧

セイコ・ソングス8〜「たそがれにSay Good-bye」

1989年のアルバム『Precious Moment』で多くの聖子ファン同様に大きな落胆を味わった俺。同時に聖子さんにとって、松本隆氏の存在がいかに大きかったのかということを思い知らされた。翌90年に1年ぶりに『We Are Love』が発売されても、しばらくは購…

竹内まりや「人生の扉」

俺は、人生肯定派。いろいろなことがあるけれど、とにかく生きていくことは素晴らしいことだ、なんて今、思ってる。 ゲイであることを自覚した少年時代から、たぶんストレートの人より「少なくとも一つは」悩みを多く抱えてきたわけだから、順風満帆なんて言…

その日、その時

立て続けに訃報が届き、いくつかの葬儀に参列してきた。 50代の従兄弟。働き盛りでの突然死。引きも切らない弔問客はみな一様に驚きの表情。沢山の花に囲まれ、大勢の人に惜しまれながら逝った人。 80代の義母。数ヶ月の入院後に静かに息を引き取った人…

続投・・・正気の沙汰じゃない

党本部。候補者の名前が書かれた掲示板に、当選を示すバラの花はまばらなまま。それを背にして、うつろな目でインタビューに答える安倍くんの横顔。 「結果を真摯に受け止める」としながらも、「新しい国づくりをスタートし、改革を続行すると国民に約束して…

真夏のこわ〜いハナシ

シニカルな語り口がツボで、ちょくちょく読ませていただいているブログ「灰色のベンチから」で紹介していたリンクです。 ちょっと忙しい人には読むのにしんどい量ですが、一読に値する内容です。と言うか、日本人必読! iam-t.jp - このウェブサイトは販売用…

セイコ・ソングス7〜「硝子のプリズム」

聖子さんが20世紀のアイドル最高傑作だとして、それは華のあるスターを育てることに長けたプロダクション・サンミュージックと、アイドルというジャンルに「音楽性」を盛り込むことに成功したレコード会社・CBSソニーという、両者の夢のようなコラボレーシ…

ケータイの不思議

携帯電話の機種変更をした。ポイントが溜まっていたから、1割程度の価格で変更が出来た。 今の携帯は本当に薄くスリムに変わっていて、パタン、と閉じるイメージもまるで厚紙を折るような感じで、もともと折り目正しい(笑)俺にはとてもしっくりくる。暇な…

嘘くさい国、日本

俺、去年参加したピース・フィルム・フェスティバルで「六ヶ所村ラプソディー」という映画を見て初めて、この国の原発&原子力関連施設によって、地域住民がいま実際に直面している「スレスレの危うさ」を知ったのね。マスコミでは殆ど報道されてこなかった…

セイコ・ソングス6〜「そよ風のフェイント」

84年12月発売のアルバム『Windy Shadow』より。作詞:松本隆、作曲:矢野顕子、編曲:戸塚修。たった3分の小品ながらキラリと光る異色作。俺、この曲、大好きなんです。 「プロポーズ」という、恐らくは人生で出会う最大級の幸せな瞬間のエピソードを見事に…

おすすめサイト

参院選が公示されました。 じっくり公約やマニフェストを検討したいけど時間が無いわ、とか、誰を選んでも変わらないし面倒だから与党でいいわ、とかいうあなたに、このサイトをおすすめします。 ちょっと質問選択肢が多いのが玉に瑕ですが、自分が政治に対…

通勤電車の忌々しい人々〜鬱陶しい傘

梅雨時の満員電車は鬱陶しい。ジメジメしてジトジトして、かび臭さや汗臭さが充満した満員の車内で、とりわけ鬱陶しいのは「傘のマナー違反」だ。 まず多いのが、濡れた傘の先を人の方に向けて持つ人。これは若い女性に多いのね。傘をバッグやらと一緒に腕に…

セイコ・ソングス5〜「瞳とじて」

最新アルバム『Baby's Breath』より、今イチバンのお気に入りがこの「瞳とじて」。タイトルからしてアリがちでパクリっぽいんだけど、もうその辺は目をつぶって(笑)この素晴らしい聖子さんの自作曲を賞賛しましょう。 聖子さんのセルフプロデュース時代(9…

安室奈美恵『PLAY』

ホント、最近こればっか聴いてます。ハマってます。まず感想。 アムロちゃん、もう完全にジャネットになったね! これはアムロちゃんへの最大限の褒め言葉よね。一時は「若くして結婚→出産」というその生き方のなぞり方からして、「ローリン・ヒル!」て言っ…

暴走機関車を止めるには

安部自民の支持率はどん底の様相だけど、それでも自民党の支持率は政党のなかでトップ。まあ、自然な話の流れでいけば、これは野党第一党の民主党が「だらしない」から、ということになる。反与党を標榜するブログにもそういった意見で結ばれているものが多…

セイコ・ソングス4〜「Please don't go」

87年の冬のアルバム『Snow Garden』に収められた、これぞ隠れた名曲と呼ぶに相応しい1曲。作詞:松本隆、作曲:南佳孝、編曲:井上鑑。 聖子さんと松本隆氏のコラボは85年のアルバム 『The 9th Wave』で一旦途切れ、そのまま聖子さんは結婚・出産休業に…

つける薬はもう無い

また出た、という感じの安倍ソーリーの賞与返上ね。去年の10月から何も学習していなくて(よく言えばブレていない)、相変わらずのズレ具合が国民の前に曝け出されたというわけね。(前にも同じようなことを書いた気がする。→「しっかり」。 - Lonesome-ha…

トモダチの関係

元カレと久しぶりに会った。去年の春に別れて以来、1年3ヶ月振り。別れたあとも音信不通にはならなくて、たまに電話で話をしたりしてはいたけれど、二人きりでゆっくり時間を過ごしたのは久しぶり。 もう恋愛感情はないし、親密すぎる関係から生まれる「辛…

暴走機関車を止めて

教育関連法案が強行採決されたそうだ。 安倍くんは会期末の強行採決はよくあることだし仕方ない、とノタマッタそうだが、おんどりゃ〜、今まで会期末でもないフツーの会期中にどれほど強行採決を繰り返してきたか覚えとらんのか〜!・・・あらいけない、思わ…

セイコ・ソングス3〜「samui yoru」

デビュー20周年を迎え、再び歌手としての原点に立ち戻って製作されたというのが売り文句だった1999年発売のアルバム『永遠の少女』は、黄金期を築いたパートナー・松本隆と10年ぶりにタッグを組んだことでも話題になった。しかしフタをあけてみれば、ア…

セイコ・ソングス2〜「パシフィック」

正直、聖子さんは女優には向いていない...これに異論を唱える人はほとんどいないでしょう。俺が不思議なのは、百恵さんをはじめ大成した歌手の多くが役者としても優れた才能を発揮するケースが多いにもかかわらず、歌の世界では天才的な表現者である聖子…

将来展望、なし(笑)

40代、ゲイ。家族なし。地位・名声なし。貯金なし。 こんな俺だが、一人前に借金はある。親の唯一の遺産だった古い家を2年前にリフォームしたとき組んだローンだ。ちょっとまとまった額。あと14年間はこれを返し続けなければいけない。 でも考えてみれ…

セイコ・ソングス1〜「レモネードの夏」

俺のお気に入りセイコ・ソングの紹介。第1回目です。 冷えたレモネード 白いカフェから 揺れる木漏れ日を見たの あとあなたに逢えれば もうひと足 早い夏 (詞:松本隆) 避暑地の初夏を思わせる、新緑の間を吹き抜ける心地良いそよ風のような曲。この季節に…

コムスンバッシング

確かに、コムスンのやり方はルール違反だと思うし、子会社への経営譲渡という策も、ごまかしでしかない。 「金の亡者のヒルズ族が考えそうなことだ。」というのが多くの人々の感じているところなのではないだろうか。どこか、ムラカミやホリエの「悪行」と重…

魅惑の定期健診

今日、定期健診を受けてきた。もう40代の俺だから正確には「生活習慣病検診」となるわけだけど。 昨夜21時以降、飲まず食わず。一日のパワーの源は朝食から・・・がモットーである俺にとっては、朝食抜きは痛い。ボーっとしたまま健診会場に向かうことに…

モモエの中のセイコ

(昨日の日記の続きです。タイトルに「その一」と入れ忘れちゃったので、変形タイトルです。) たとえば、百恵さんの代表曲は?と聞かれると「横須賀ストーリー」、「秋桜」、「プレイバックPart2」など、いろんな答えが出てくると思う。(ちなみに俺の中で…

犬も食わない

それにしてもヒドイと思いませんか。 消えた年金、その責任は、基礎年金番号を設計・導入した当時の厚生大臣「菅さん」(民主党代表代行)だって。パンフレットまで作っちゃったみたい。http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/index.html※「あなたの年…

セイコの中のモモエ

山口百恵と言えば、70年代の大スター。一方、松田聖子は80年代を代表する大スター。 モモエさんは結婚を機に潔く引退し、家庭で幸せを見つけた「古風な女」。セイコさんは結婚・出産、そして離婚を経てもなお、現役アイドルを続ける「働く現代女性の代表…

大臣の自殺を「禊ぎ」で終わらせてよいものか

自ら死をもって償った・・・。 死者に鞭打つような行為・言動は控えるべきである・・・。 日本人の情緒に訴えかけるこれ等の言葉が、「なんとなく雰囲気として」早くも蔓延し始めているような気がする。「禊ぎは済んだ」というような。全ては松岡元大臣ひと…

SEIKO SUITE』でセイコ熱再び

ソニーからプレミアム・ボックスの発売中止の報を受け取ったあと、なんだか急に俺の中のセイコ熱が過熱してしまって、収まりがつかなくなってしまった。あの頃のキラキラした聖子ポップスを、良い音でもう1度聞いてみたい、という願望が抑えきれなくなって…

続・ユル美ママ、大いに語る

ゲイバー「ペン銀」のママ、ユル美ママは元学生運動の闘士(らしい)。夜更けの憲法論は続く。 俺 「ねえユル美ママ。いくら憲法9条があるからって、もし世界のどこかで有事のときとかは、やっぱり国際貢献するべきじゃないの?」ユル美 「そうね。そこが問…