2011-01-01から1年間の記事一覧

「脱原発」でいいんじゃない?

支離滅裂なのは確かですし、震災後の対応についても評価する点はほとんどない菅さんでしたけれども、「脱原発宣言」だけはよくぞ言ってくれた!と思っています。 案の定、マスコミ&政財界こぞって大バッシングの嵐ですけど。でもね、たとえ“個人の考え”だと…

自己愛か、博愛か。

50近い大のオトナがこんなことを思ってるなんて、読む人が読めば笑えちゃうような話だけど。恥を忍んで書こうと思う。(すぐ削除しちゃうかもしれないけどね。) 先週、職場の飲み会があった。 本当は嫌いで、普段はろくに口も利かない上司に“とても尊敬し…

セイコ・アルバム探訪3〜『Forever』

セルフ・プロデュース作品。1998年5月発売。アルバムチャート最高位12位。売上げ10万枚。この時期セイコさんはソニーからマーキュリー(現ユニバーサル)ミュージックに移籍しており、マーキュリーからリリースされたフルアルバムとしては3作目に…

またまた女王さまに謁見〜松任谷由実コンサートツアー2011

おかげさまで今年に入ってからこのブログのページビューやアクセスが急激に伸びたのだけど、ここ最近の検索キイワードで常に上位にあるのが実は「ユーミン」「Road Show」といったワードなのよね。つまり、ユーミンファンの方が多く訪れて下さっているという…

セイコ・アルバム探訪2〜『Tinker Bell』

1984年6月発売の9thアルバム。シングルでは「Rock'n Rouge」「時間の国のアリス」収録。「Rock'n Rouge」は聖子さん本人が出演したカネボウ化粧品(バイオ口紅・・・懐かしいわ!)CMソングとして、同年の年間チャート3位に入る大ヒット。まさに国民的スター…

アキナは洋楽〜「I MISSED“THE SHOCK”」

前回聖子さんのシリーズ化を宣言しておきながら、意表を衝いて(笑)今回は久しぶりの明菜です。 「I MISSED “THE SHOCK”」は1988年11月発売、アキナの22枚目のシングル。作詞作曲:QUMIKO FUCCI、編曲:EUROX。当時からこのナゾのタイトル、巷の話題でし…

セイコ・アルバム探訪1〜『Pineapple』

30万ビュー、ありがとうございました。20万ビューまで5年半かかったのに、30万ビューまでの10万件は1年で達成しました。何がきっかけかわかりませんが、とりあえず読んでくださる方が増えている手応えを感る一方、多少のプレッシャーも感じ始めて…

メモランダム

震災後3箇月、原発事故に思うあれこれ 早くもあの大震災から3ヶ月が経ちました。 被災者の皆様にあらためましてお見舞い申し上げます。 被災地でいまだ不自由な暮らしをされている皆様のことを思うと、日常に縛られて何もできないままに毎日を見送っている…

セイコファンを続けることの辛さ・歯がゆさ。

セイコさん、そうじゃないんだってば。。。 それが新譜『Cherish』を“試聴した”最初の感想。 断っておくけれど、今回は新譜のレビューではありません。なぜならhiroc-fontana、この新譜、購入しないことに決めたから。 たとえ前作『My Prelude』が久…

ジキルとハイド・それは究極のデュオ〜『ピンク・レディー in 夜のヒットスタジオ』

ピンク・レディー in 夜のヒットスタジオ~フジテレビ秘蔵映像集~ [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2011/05/27メディア: DVD購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (9件) を見る 俺はピンク・レディーど真ん中の世代。76年の「ペッ…

パクリじゃない!〜“クリソツ”ソング特集

五輪真弓さんの回で、「次のメロディー展開が予想できるオーソドックスな曲づくり」と書いたのだけど、彼女の曲のなかで79年の「合鍵」と言うヒット曲、これがね、その代表格だと思うのだ。まずは、聴いてみてください。 どこかで聴いたことあるよな〜、で…

同伴?

hiroc-fontana、クルマに乗るのは大好きなんだけど、いわゆるメカとしてのクルマが好きなわけじゃなくて“クルマは走れば何でもいい”というようなタイプ。実際いま乗っているワンボックスタイプのコンパクトカーは98年のモデルで、買ってから今年で13年目…

おフランスなENKA〜五輪真弓

最近、中年ゲイのhiroc-fontanaが感覚的になんだかしっくりくるな〜と思う音楽。それが、五輪真弓さんなのよね。 五輪さんと言えば、おフランス。というのが我々40代のイメージじゃないかな?と思うのだけど、どうかしら?Wikiにも“1977年、アダモの紹…

ブラック・スワン

またまた観てきました。悪夢映画。 おもしろかった!大好き!(笑) ここまで、よくやったと思う。。。ナタリー・ポートマン。それだけで、この映画の評価の8割は言い尽くせてしまう感じ。あと2割は母親役のバーバラ・ハーシー。かの百物語怪女優、白石加…

裕美コラボの傑作「Banana Spirit」

KUROちゃんをうたうアーティスト: オムニバス,太田裕美,桑名晴子,Morgan’s Bar,シバ,中川イサト,高田渡,西岡恭蔵,砂川正和,大塚まさじ,綾田俊樹出版社/メーカー: ミディ発売日: 1998/09/18メディア: CD クリック: 18回この商品を含むブログ (5件) を見る コ…

メモランダム

浜岡原発停止申し入れ 菅首相が、静岡の浜岡原発について万全な安全対策を完了するまでの間、一時的に全炉停止するよう中部電力に申し入れたとのニュースがありました。 浜岡原発は、政府も将来30年間のうちに87%の確率で発生する可能性があると認めた…

ブランド力〜『Checkmate!』安室奈美恵

アムロさんの新作に、脱帽です。Checkmate! [ベストコラボレーションアルバム](DVD付)アーティスト: 安室奈美恵出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング発売日: 2011/04/27メディア: CD購入: 23人 クリック: 242回この商品を含むブログ (52件) を見…

震災後考えたこと〜ゲイとして

東日本大震災から1ヶ月以上が経過しました。 あきらかな人災としての原発事故とその後処理のまずさに、東京電力という会社とそれを後押し(癒着)してきた政府に対して怒りを感じながらも、関東に住み原発の恩恵に預かっていた一人としては、住む場所を追わ…

キャンディーズはもう遠いところへ・・・

追悼歌の特集を記事にしたばかりで、また追悼記事です。 元キャンディーズのスーちゃんこと、田中好子さんの訃報。。。ただただ、ビックリでした。明るく溌剌としたイメージしかなかったキャンディーズ、私たち40代にとってはまさに「永遠のアイドル」。そ…

いなくなってしまったあの人へ〜追悼歌特集

前回に続いてユーミンの話から始めるのだけど、お洒落でスタイリッシュな音楽作りの代表選手のような彼女のパブリックイメージとは裏腹に、実はユーミンの曲の中には内省的で暗い曲も少なくなくて、コアなユーミン・ファンは彼女のその辺の振幅の大きさに惹…

松任谷由実『Road Show』 ユーミン、まだまだいけるわ!

Road Show(Amazonオリジナル・クリアファイル(チケットサイズ)特典付き)アーティスト: 松任谷由実出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2011/04/06メディア: CD クリック: 65回この商品を含むブログ (25件) を見る ユーミンの新譜です。こ…

おすすめ本〜「プレイバック・制作ディレクター回想記」

アニバーサリー企画もついにここまで来たか!みたいな感じ。歌謡曲の解説本は数あれど、アイドルとして活躍した一人の歌手にスポットを当てて、リリースした全ての曲をここまで詳しく解説した本は、初めてではないかしら(大手出版社では、という注釈付きだ…

出会いと別れの季節〜「駅」ソング特集

震災に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 色々ありましたけど、季節はもう春。出会いと別れの季節です。春というと「卒業」ソングが定番ね。俺が大好きな卒業ソングといえば、なんといっても最初に思い出すのは斉藤由貴さんの「卒業」。特に2コー…

「獲得する」から「手放す」へ

私はゲイで“あとに残すもの”がありませんから、無責任なことばかり言います。はい。 幸い災害からも免れましたから、暖かい部屋の中で好き勝手に書けます。はい。 そういったご批判を承知の上で、今回の震災を通じて私が思ったことを今のうちにここで綴って…

3作目の明暗〜『my Classics3』平原綾香

震災で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。 さて、神戸の震災でも「ジュピター」で被災者を勇気付けたヒラハラさんの新作が出ました。my Classics3アーティスト: 平原綾香出版社/メーカー: ドリーミュージック発売日: 2011/03/02メディア: CD購入: 2…

震災後1週間

何もかも失い、今も被災地の避難所で過酷な環境のなか、じっと耐えている人たちがいます。 福島の原発では、身の危険を顧みず、国家の危機とも言える非常事態に勇敢に立ち向かっている人たちがいます。 そして私たち。紙一重で生き残った首都で、計画停電の…

ありえない!

今回の大惨事、本当に“ありえない”出来事でした。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 それにしても。 ケータイは繋がらず、この肝心な時に安否確認には全く役に立たなくて。 年末年始の「明けおめメール」でさえ毎年パンクするんだから、非常…

『英国王のスピーチ』

アカデミー賞作品賞受賞!ということで、一応ハナシのタネに(笑)観てきました、『英国王のスピーチ/The King's Speech』。 正直、イギリス映画特有の地味っぽさが漂ってるし、最初はあんまり期待していなかったのだけど、いざ観始めたら、“あ、わかる〜、…

筒美マニアック!〜素晴らしき難曲たち

今日は昭和(+平成)の大作曲家、筒美京平先生を取り上げさせて頂きます。 60年代後半の作曲家デビューから2010年代の今日に至るまで、40年超に亘って膨大な数のヒット曲を生み出してきた、別名「ヒットマシーン」。それが筒美さん。チャート100…

これこそオンリー・ワン「しあわせ未満/初恋ノスタルジー」

久しぶりの太田さんエントリーです。 1977年1月21日発売。あの「木綿」の翌春にヒットした曲ですね。オリコン最高位4位、売上げ枚数は31万枚。 太田裕美さんの代表曲と言えば何といっても「木綿のハンカチーフ」であり、その他には「九月の雨」だ…